平成26年度 柏崎の個性・魅力づくり調査研究業務委託事業報告会
「柏崎の個性・魅力づくり調査研究業務委託報告会」で江口准教授、権田講師が発表
柏崎市による「大学・地域連携推進事業委託」に基づき、平成27年5月26日(火)、柏崎市役所4階大会議室において「柏崎の個性・魅力づくり調査研究業務委託報告会」が開催されました。
これは、柏崎市と地元二大学(新潟産業大学、新潟工科大学)との連携の一環として、毎年様々な分野で調査研究の委託を受けているものです。
【調査研究報告内容】 | |
新潟産業大学 | かしわざき住みたい度調査 |
新潟工科大学 | 高度シミュレーションシステム活用による地域産業の活性化 |
新潟産業大学 新潟工科大学 |
空き店舗活用事業(まちかど研究室) |
本学からは、平成26年度受託事業「かしわざき住みたい度調査」について経済学部 江口潜 准教授が発表を行いました。
今回の委託事業は、平成19年度に行った「若者かしわざき住みたい度調査」の続編として、柏崎市の児童生徒が柏崎に住みたいと思う気持ち、柏崎に対する愛着や今後柏崎にどのようになってもらいたいかをアンケート調査し、柏崎市が今後策定する「柏崎市第五次総合計画」策定の際に子供たちの声が反映される資料となるものとして実施されました。
アンケートによって得られたデータは、全ての小中学校のほぼ全児童・生徒、高等学校及び大学の多数の生徒・学生を網羅するものとなり、柏崎市に居住する若年層の、ふるさと柏崎に対する率直で貴重な意見として集計され検証されました。
実施に協力をしていただいた市内の教育機関の皆様に、この場をお借りして重ねて御礼申し上げます。
結果の概要は以下の通りです。
・主に小中高校生は、「快適に暮らせるまち」の条件として、「治安が良く、災害に強いまち」が重要であると考えており、柏崎市のまちづくりに希望することは、「大規模商業施設ができる」「柏崎に観光に来る人が増える」ような政策を期待していること、また特に高校生は「バスや電車等の公共交通機関がもっと整備されること」を望んでいる。
・学生・社会人は、子供たちと同様に大型店舗への買い物や旅行者の来訪等、人の往来から来る活気ある都市像を期待しているほか、全体として柏崎市に対して大きな不満や不満足感を感じてはいないことが窺われ、「働き口があり、子育てしやすい環境」であれば、学生や若い社会人にとっては柏崎は「出て行きたいまち」ではないこともアンケートの結果で示された。
続いて、新潟産業大学と新潟工科大学の共同受託事業である「空き店舗活用事業」(まちかど研究室)について、本学経済学部の権田恭子講師と新潟工科大学の長聡子准教授が平成26年度の活動報告を発表しました。
この事業は、引き続き平成27年度も両大学に業務委託が行われています。
また、権田講師から、平成27年度に委託された事業テーマ「学生と市民による地域の魅力発見・発信のための広報誌制作」についての概要説明が行われました。