GO FOR IT! 道を切り拓く産大生（在学生・卒業生インタビュー）

産大だからできる学びの一つ。憧れの学芸員の道へ。

―新潟産業大学に入学を決めた理由を教えてください。

私は長岡市出身で、県内の大学に進学したいなと考えていました。高校3年生の春にオープンキャンパスに参加した時に先輩たちがフレンドリーに話しかけてくれて、ここなら楽しい学生生活を送れそうだなと思ったのがきっかけです。また、元々芸術や美術といった文化が好きで、そんな文化を経済に繋げて勉強ができる「文化経済学科」があると知り、ここは自分に合ってるかもしれない！と興味を持ちました。

―入学してからどんなことを学びましたか？

博物館学芸員課程を履修して、学芸員になるための知識をたくさん学びました。「西洋の芸術」や「日本の芸術」などの授業では多くの作品について学び、自分でも直接美術館や博物館に作品を観に行きました。また学内実習では、資料の梱包の仕方を実践的に学ぶこともできました。   芸術や美術を好きになったきっかけは、幼い頃に母が美術館の企画展に連れて行ってくれて、その空間に心地良さを感じたことです。その後、高校までは美術の授業があるくらいだったので、大学で博物館学芸員課程を通して詳しく学ぶことにとても興味を持ちました。 様々な芸術に触れたり、学んだことをノートやレポートにまとめたりしたことで、想像力や文章力を伸ばすことができたと思います。

―博物館学芸員課程を履修してどんなことが印象に残っていますか？

新潟県立近代美術館へ7日間実習に行ったことです。現役の学芸員さんからたくさんの知識を吸収し、「展覧会を開こう」という課題に実習生6人で取り組みました。美術館の作品リストの中からどの作品を選んで展示するか、展覧会のテーマは何にするかといったことを考え、準備をするのは大変でしたが、学芸員さんと職員さんたちからの講評をいただいた時は大きな達成感を感じました。そしてますます、この世界で働きたいなという思いが強くなりました。

―大学生活で一番の思い出を教えてください。

毎日友達と楽しく大学生活を過ごしたことが、一番の思い出です。コロナ禍になる前には、大学に入学してからできた友達7人で旅行に行きました。新しい友達がたくさんできて、思い出を作ることができたのはこれまでの大学生活で何より嬉しかったことです。

―就職活動について教えてください。

学芸員の資格を活かして芸術活動に関わる仕事がしたい、美術館や博物館で働きたい、とずっと考えていました。県内での就職を考えていて、就職課の方に相談したりハローワークに行ったり、就活サイトで探したりとても悩みました。そんな中で就職課の方から、新たに学芸員を募集する県内の美術館があると聞き、すぐに連絡を取って見学に行きました。その後内定を頂いた時は本当に嬉しく、諦めずに頑張って良かったと思いました。 また、舞台芸術も好きだったので、舞台の演出助手の仕事にも応募したことがあります。グループワークをしたり脚本を書いたりといった試験を受けて、倍率はおよそ100倍だったんですが、最終的に20人まで残ることができました。この経験が自信に繋がり、就職活動に活きたと思います。

―どんな学芸員になりたいですか？

芸術や美術は好きだけどあまり知識がないという人や、作品のことをもっと知りたいという人に、分かりやすく説明ができる学芸員になりたいです。また、芸術や美術に興味がないという人にも分かりやすく魅力を伝えて、美術館や博物館に行くきっかけを作れるような学芸員になりたいです。

1日の流れを教えてください。

1、2年生の時は授業をたくさん受けていて、ほぼ1日大学で過ごすことが多かったです。帰ってからは、映画を観たり本を読んだりと、好きなことをして過ごしていました。 今は、4月から学芸員として働くということもあり、美術に関する本を買って勉強しています。少しでも多くの知識を身につけて、春を迎えたいなと思います。  

―新潟産業大学への入学を検討している方にメッセージをお願いします。

人との距離感が近い大学だと思います。友達はもちろん、先生や職員の方とも関わり合える機会が多いので、とても安心感があってありがたいなと感じました。相談事をするととても親身に話を聞いてくださったり、質問をすると、自分の思っていた以上の情報量で返事をいただけたりしました。 そして、卒業後の進路を決めるきっかけにもなると思うので、入学したら何か一つでも好きなことを見つけて欲しいなと思います。産大という安心できる環境の中で、充実した大学生活を過ごしてください。