日本の介護業界を支える人材になるのが夢。いつもチャレンジの心を忘れません
在学生/経済経営学科4年
ムハンマド アブドル カリム モンタナロさん
学生広報チームの一員として様々な情報発信をしているほか、新潟県国際交流協会の留学生交流推進委員の活動や、小学校に訪問して母国の文化を伝えるなど、地域活動にも積極的に取り組んでいる(2022年5月取材当時)。
―新潟産業大学に入学を決めた理由を教えてください。
インドネシアの大学を卒業後、現地の銀行のIT部署で秘書として働いていました。もともと日本のアニメが好きでもっと日本について勉強したかったので、2018年に来日して東京の日本語学校に入学しました。ただ、私は人込みや都会の騒がしさが苦手で…もう少し落ち着いた環境で勉強をしたいと思っていました。そこで学校の先生に紹介してもらったことをきっかけに、新潟産業大学への入学を決めました。柏崎は穏やかで勉強に集中しやすく、本当にいいところです。
―入学してからどんなことを学びましたか?
2年生の時に「マーケティング論」という授業を受けました。実在している企業を題材にして、将来もっとお客さんを増やしていくためにどんな活動をするのか、学ぶのが面白かったです。そして、ゼミナールでは社会保障や社会福祉に関することを学んでいます。皆が苦労せず、長く生きられる世の中をつくるために必要なことは何かを考えていて、今後、障がい者を支援するボランティア活動にも参加する予定です。また、福祉住環境コーディネーターの資格取得を目指して勉強に励んでいます。
―どんな部活・サークルに加入していますか?
剣道部に加入して、いまは部長です。剣道の経験はなく、大学に入学してから始めましたが、経験者の部員もいて、皆で和気あいあいと活動しています。また、カラオケが好きなのでいつかカラオケクラブも作りたいですね!
―1日の流れを教えてください。
平日は7時に起きて、自転車で40分くらいかけて通学しています。そして夕方まで授業を受けたら夜までアルバイトをしています。東京は家賃や物価が高いのでアルバイトを掛け持ちしていましたが、柏崎はそういった面では東京より暮らしやすいので、アルバイトは1つだけしています。3年前から始めていて、フルサービスのガソリンスタンドなので窓拭きやタイヤ交換、お客様対応など様々な仕事を経験しています。休日も早めに起きて午前中は課題をしたりゲームをしたりと家で過ごすことが多く、午後からはアルバイトに行っています。また、コロナウイルスが流行する前と比べると回数は減りましたが、時間があればカラオケにも行きます。よく歌うのは、昔からずっと聴いていて大好きなAcid Black Cherryです。カラオケはリラックスできて気分転換になり、歌うとスッキリとした気持ちになるので好きです。
―柏崎での暮らしはどうですか?
天国です!(笑)柏崎は自然豊かで、田んぼも空気もすごくきれいです。また、アパートの近くに海があるので、すぐに行くことができます。時々、自転車で市内をまわったり夜に散歩したりもしていますが、柏崎には優しく温かい人が多くて、治安も良く安全なところだと思います。
―どのように友達作りをしましたか?
授業や部活動を通して仲良くなった人が多いです。日本人だけでなく、中国人やベトナム人など留学生の友達もいます。友達作りは難しいことではないと私は思います。話すことに慣れていない人は、勇気を出して最初に挨拶だけでもしてみてください。
―新潟産業大学は留学生も多く、いろいろなサポートがありますが、どのようなところに魅力を感じますか?
勉強したい人にとってとても適した環境だと思います。先生も優しく丁寧に教えてくれますし、日本人や留学生の友達も多いので、安心して学ぶことのできる大学です。大学入学後、先生のサポートも受けながら勉強し、日本語能力試験のN1に合格することができました。また、ボランティアやチューター主催の活動に参加することで、日本語の能力や知識を強化することができますし、幅広く何でもチャレンジできることが魅力的だと感じています。
―卒業後の進路や目標を教えてください。
日本で介護の仕事をやりたいです。少子高齢化で介護業界は人手不足ですが、それは介護のやりがいや魅力が伝わらず、自分たちにどんなメリットがあるのか分からないことが原因だと思います。私はその魅力を伝えて、日本の介護業界を支える力になりたいです。留学生向けのジョブフェアで会社を見つけて、説明会や面接に行き始めています。就職活動は難しいですが、まずはチャレンジが大事!と思い積極的に行動しています。
―新潟産業大学への入学を考える留学生へメッセージをお願いします。
大学を卒業したあとの自分の姿を、考えてみてください。卒業後の道はいろいろありますが、目標を決めたら、そこに向かって先生や周りの人たちもサポートしてくれます。また、友達も作りやすい環境だと思うので、積極的に日本語を学んで友達作りをしてほしいです。最初は勇気を出して、日本語で話しかけてみてください!