最初に、春日講師が「松雲山荘ライトアップ調査事業(国内団体ツアー分野)」について、調査の目的、結果、考察、今後に向けた方向性と整理について報告しました。県内外の地域別来場者の傾向を分析するとともに、現時点では設備と受入基盤の充実が急務であり、今後は必要な情報を効率的に伝え、魅せる活動を展開し柏崎ファンを増やす必要があるとまとめました。
次に 詹講師が「松雲山荘ライトアップ調査事業(インバウンド分野)」について、海外エージェントを招いて市内の観光地を巡り、各社のアンケート結果等から、柏崎の観光の可能性を探ったことを報告しました。インバウンド誘致には海外メディアによる情報発信とSNSを用いた宣伝が効果的であることやモニターツアーの実施、ホームページの多言語化が急務であると訴えました。
続いて、新潟工科大学と共同で実施している空き店舗活用事業「まちかど研究室」の事業報告について、本学の活動分について権田講師が報告しました。
①二大学学友会共同プロジェクト
・「まち研スタンプラリー@商店街」
・柏崎PR動画制作「みしてかしわざき」
・「グリーンバード」による清掃活動
・「COC+地域活動・学生発表交流会」
・「まちづくりワークショップ」の実施
②ゼミ、団体によるプロジェクト「まち研プロジェクト」
・「まちかど研究室Café」(本学権田ゼミナール)
・「国際理解セミナーウィーク」(本学留学生有志)
③市民向け講座
・「戊辰戦争後の柏崎の動き」
・「書道とふれあいの会」
・「中国語サロン」
・「私にも描ける!はじめての似顔絵ワークショップ」
・「美術は美しいものではない」
④えんま市での出店
⑤ぎおん柏崎まつりでの出店
⑥ウインターイルミネーション
⑦まち研スペース貸し(小中学生の学習支援事業)
⑧「柏崎に関する研究発表会」での活動報告
⑨SNSによる情報発信
更に、事業成果と今後の方向性について、二大学の大学間連携という形で継続実施できたことは、参加者や商店街の方々、そしてこうした機会、場を提供していただいた柏崎市に対しお礼を述べ、今後のまちかど研究室については、「まちかど研究室」の名を冠した地域連携活動は継続する旨を報告し、今後も学生達へのご指導、ご協力を求め報告を終えた。
最後に西巻副市長が各調査研究業務について講評され、閉会となりました。