新潟日報社が主催する「未来のチカラin 柏崎・出雲崎・刈羽」の提言フォーラム「10年後、さらに輝く地域へ」が、8月19(木)柏崎市産業文化会館で開かれ、本学地域連携センター長の春日俊雄特任講師と経済学部文化経済学科4年の家老幸那さんが参加しました。
このフォーラムは、人口減少が進む柏崎市、出雲崎町、刈羽村の住民代表が、特に「交流人口」をテーマに考えまとめた提言を発表し、各市町村長を交えたパネルディスカッションで、それぞれの地域が目指す姿について話し合いました。
プログラムは2部構成で、1部の「住民による提言発表」では家老さんが住民代表として、①地域内外の「交流密度」と「質」を高める、②子育て環境を充実させる、③自治体間、住民同士の連携強化、④農業や地域経済の活性化、⑤若者に選ばれるまちづくりの推進、を掲げ、それらに取り組むことで、地域の魅力を高め活力に繋げていくことが理想であると提言をまとめ発表しました。
2部の「地域のチカラを探るディスカッション」では、パネリストとして春日地域連携センター長を含む8名が、それぞれの立場から現状を踏まえた上で、交流人口は「量」から「質」を重視、地域間や住民間の更なる連携強化、SNSなどの情報発信の在り方、子育て環境の充実、創業を目指す人の後押し、経済振興などについて、意見を交わしました。
この度の提言フォーラムを通して家老さんは、「市民の代表として提言を考えたり、また、人前で発表を行うなどの経験が無く、最初は不安でした。しかし、新潟日報社様や提言メンバーの方々の支えがあり、学生の立場で沢山意見を出し、丁寧に発表する事ができました。とても貴重な経験になって良かったと感じました。」
また、春日地域連携センター長は、「会社の経営や子育て中のお母さん方、家具や砂丘桃づくりを行っている方と意見交換ができて、とても有意義な会でした。また三市町村長さん方の率直なお考えも聞けて良かったです。特に、提言メンバーの皆さんが子育てや生業を通して地域の課題に向き合い、課題解決に向けて「自分から動く」ことを実践している点に感動しました。そして、これらの活動が地域を動かす時代になったと改めて感じました。新潟日報社さんならではの企画に敬意と感謝を申し上げます」とコメントしています。
今後、大学の授業等においても、フォーラムにおける提言について取り上げ、学生間で意見交換を行っていきたいと思います。