生産の理論

生産要素

（１）資本サービス・・・・・・資本ストックから得られる能力、サービス

資本ストックとは「生産のための施設・設備」。平たく言うと「工場（こうば）」。工場では「10年前に買った機械、5年前に買った別の機械、去年買ったパソコン、などなど」が積もり積もって工場という生産施設を形成しているので「ストック」という言葉が付く。

（２）労働サービス・・・・・・人的資本（ストック）から得られる（知識を伴う）労役（すなわちサービス）

（１’）土地・・・例えば「水田（たんぼ）」は、人が手を加えてわざわざ作った「稲作のための施設設備」であり今日的には資本ストック（水田は自然物ではない. なお、統計的には「田んぼ」は資本ストックには含まれません）。

補足説明

「人的資本（human capital）」は、本当は「人的資本ストック」であるが、慣例的に「ストック」という言葉は付けず「人的資本」とのみ言う。

・・・それぞれの人は受けてきた「教育」（学校での教育だけでなく水球をやらされたりピアノを習わされたりしたことなども全て含めての教育）の積もり積もったもの、なのでストック

「資本サービス」と「労働サービス」をあわせて「生産要素」と言う。