ミクロ経済学演習

初回講義(2016/04/12)の黒板

第３回講義(2016/04/26)の黒板



第２回講義と第３回講義で学生に話した事柄：

• ミクロ経済学でいう効用とは何か？（答え：主観的な満足感のこと。うれしさ。）
• 効用関数とはどのようなものか。
• 自分の効用関数すら誰も知らない（経済学の先生すら自分の効用関数がどんなであるか、正確には知らない）のに、なぜ経済学では効用関数というものを話の中心に持ってきて話を進めるのか。
• 効用関数を説明するときに、「１財と２財、という２つの財が存在する場合を考える」というが、バカか。世の中には数限りない種類の財やサービスがあるではないか。なのに「２つの財があるとする」とは どういう発想なのか。経済学の先生はそんな話を信じているのか？

  第三回講義の際に課したレポート課題（自分にとって下級財（劣等財）と思うものを1つ以上5つ以内で書いて提出）に対して帰ってきた回答 どこか大型バイクに対する熱い想いが伝わってきます。 どこかカップアイスに対する憧れのような、強い想いが伝わってきます。 江口評 これらの回答は、 江口が「下級財と思うものを1つ以上5個以内で書いてだすべし」としか言っていないにもかかわらず、簡単な説明が 書き添えられており、「なるほど、この人にとっては確かに２５０ｃｃのバイクや棒アイスというものが下級財なのだな」 ということが分かる（しかもその説明が分かりやすく説得力もある） ので、大変素晴らしいです。

第４回講義(2016/05/10)の黒板



ついつい「（チョコビの）需要曲線」の導出、という話までしてしまった(^^;しんちゃんをネタに消費者の理論を説明するのは楽しいです。

第５回講義（2016/05/17）

代替効果と所得効果についての説明をしました（画像は消えてしまってありません）。

第６回講義（2016/05/24）



代替効果と所得効果についての説明をしました。それからいわゆるレオンチェフ型の効用関数の話しや「完全代替の型の効用関数」の話しなどをしました。

第７回講義（2016/05/31）

このミクロ経済学演習という授業はカリキュラムの中の位置付けとしては「ミクロ経済学」という授業（重要授業）の演習を行う科目、ということになっています。そのため 「ミクロ経済学（＝今年は阿部教授がご担当。火曜１限）」でどんなことを習ったか、あるいは習いつつあるか、ということを学生に確かめて、場合によっては内容を 変更したりしながら話しています。

そのような結果、この日（5/31）は学生に、「ミクロ経済学」の授業で出てきた数学、とくに微分についてレクチャーをし、数学知識の補強につとめました。

第８回講義（2016/06/07）

需要の価格弾力性の話しをしました。来週も引き続き需要の価格弾力性の話しをする予定です。